全天候型仮設屋根「簡易屋根トラス」で
天候に左右されない作業環境を確保
イベント会場や災害時の応急施設にも!
軽量で設置が簡単、低コスト 全ての建設現場に屋根を!
建設業は人々の生活や地域経済を支える産業として、重要な社会的役割を果たしていますが、労働環境が悪いというイメージや、きつい・汚い・危険という、いわゆる3Kのイメージが定着してしまっていることなどにより、近年では若年層の入職率が低下しており、人材不足が深刻な問題となっています。そこで、昭和48年設立以来、建設工事に関する仮設資材や仮設機械の販売・リースなどを行なってきた「関西仮設」では、自社の強みである仮設資材を用いて、過酷な作業環境を改善するべく、全天候型仮設屋根「簡易屋根トラス」を開発しました。この製品は、簡易的なブルーシートなどの養生とは異なり、工事現場すべてをすっぽりと囲むため、雨や雪、風や陽光から建物と人を守り、近隣への粉塵飛散や騒音によるトラブルも軽減します。組み立てにおいては特別な知識を必要としないので、通常作業の延長で容易に設置可能。トラス本体は現行の枠組足場部材と組み合わせて使用できるうえ、地組みもできるので、低コスト短期間で安全に設置することができます。
また、上弦材や妻面下部にレールを取り付けることにより、専用のシート張りも簡単。加えて、トラス自体は分割できるので運搬が容易であり、鋼構造のため繰り返して利用ができるのも特徴です。「簡易屋根トラス」は、建設・修繕・解体などの工事現場はもちろん、簡易作業所や資材置き場、屋外イベントの仮設会場や災害発生時の応急施設としてもご活用いただけます。これまでに、建築物の施工やコンクリートの養生をはじめ、東京都の観光名所である雷門の屋根瓦の改修工事や重要文化財の改修工事、安藤桃子監督による映画「0.5ミリ」の特設野外映画会場など、幅広い用途でご利用いただいた実績があります。これからも、建設業界の人材不足の解消を目指し、『全ての建設現場に屋根を!』をコンセプトに、建設工事に携わる人により良い作業環境をご提供します!
金網とワイヤーロープが一体となり
落石を受け止める落石防護網工
オープンロックネット(ORN工法)
支柱間隔を最大15m設置可能!
最大200kJの落石エネルギーを吸収!
昭和50年に創業した株式会社四国ネットは、公共工事を中心に法面保護工事や土木工事を手掛けております。当社は全国一の山地率である高知県に本拠を置いていることから、独自に開発した落石対策工法の特許を取得するなど、法面防災への技術向上に力を入れており、防護網工においては特に高い評価をいただいております。当社では、2019年に新しいタイプのポケット式落石防護網工としてオープンロックネットを開発。防災事業など多方面で施工実績を重ねるとともに、実物大重錘衝突実験も行い、より安全で強度アップした新しい「オープンロックネット(ORN工法)」へ発展しました。この製品は、金網とロープが一体となり弾性機能を高め、落石エネルギー最大200 kJを吸収することができます。また、補強ロープを増設することにより、繰り返し落石を受け止めることが可能です。支柱間隔3mの従来型とは異なり、支柱間隔を最大15mまで広げられるため、支柱への落石直撃の割合軽減に繋がるほか、
凹凸のある立地では安定した箇所に支柱を設置できるなど、有効な計画を立てられます。支柱には補強材を設けているため、落石が直撃した場合でも損傷のリスクを軽減することができます。また、吊りロープ間隔も最大6mまで広げられるため、谷部への施工を避けるなど自由度が高くなりました。さらに、従来型の場合、凹凸の激しい斜面形状では、斜面上部までネット高を上げなければならないなど、コストアップの要因となっていましたが、「オープンロック ネット(ORN工法)」は、支柱高や支柱間隔の自由度により、斜面形状に左右されにくいという特徴があるため、金網架設面積の縮小やコストダウンが期待できます。支柱やアンカー本数を少なくすることにより、労務の軽減と経済性の向上を実現。また、支柱の両側に昇降用タラップボルトを取り付けることにより、作業員の安全な環境も確保しました。
・浸水被害から重要施設を守る防水壁
・あらゆる破堤要因に耐える堤防
・仮設レス施工による強靭な抑止杭
地球に根を張るインプラント構造®により
地震や津波に粘り強い「防災構造物」を構築!
「技研製作所」は、独創的な技術や工法を創出し、世の中に提供する開発企業です。「インプラント工法で世界の建設を変える」を経営方針に、建設業界のあるべき姿を実現させる工法革命を推進しています。インプラント工法®とは、鋼矢板や鋼管杭を油圧による静的荷重で地中に押し込むことにより、地球と一体化した粘り強い構造物を構築する工法です。近年、世界的な気候変動により相次ぐ堤防の決壊。地域にある一般的な河川堤防の大半は土を盛って固めただけの土堤であり、川の増水や越水に耐えられない科学的要因を内包しています。「インプラントロック堤防®」は、インプラント構造による2列の鋼矢板連続壁と隔壁(妻壁)を、今ある土堤内に構築することで、堤防を強化するものです。越水や水の浸透で盛土が削られても壁体自体が堤防機能を保って破堤を防ぐほか、地震時には地盤を囲った壁体が液状化した地盤の側方流動を抑え、地盤沈下を抑制します。
「インプラント防水壁®」は、建物の周囲を鋼矢板等の壁で囲むことで外からの水の流入を防ぎ、施設の機能や財産を守る防水壁です。鋼矢板等を地中に圧入するだけのシンプルな構造なので、迅速に構築できるうえ、施工に必要なスペースも最小化できます。地震や津波、洪水をはじめ、工場の油や化学物質の流出防止にも対応します。「インプラント地すべり抑止工法」は、地すべりの発生が予測される地域に事前に抑止杭を施工することで地すべり移動層を直接抑え、将来的な地すべりの発生を抑制する工法です。先端リングビット付きの鋼管杭により回転切削圧入を行うジャイロプレス工法®により、硬質な地盤でも施工が可能。全工程を既設杭上で完結させることができるGRB®システム施工により、急傾斜地や不整地、狭隘地でも施工ができるほか、大規模な作業用仮設工事や整地が不要なため、地盤を乱すリスクを回避でき、工費・工期ともに縮減することもできます。
デジタル顕微鏡とタブレットにより
構造物に発生したクラック幅を正確に測定
かんたんひび割れ調査システム「オートくん」
クラックスケール不要!
ひび割れ調査はアナログからデジタルへ
コンクリート構造物のひび割れは、湿度・劣化・地震など様々な要因によって発生します。ひび割れを調査することは構造物の経年劣化を点検する大事な作業ですが、従来の調査は、クラックスケールという定規をひび割れ個所にあてて目視で測るというアナログな方式であり、測定者によってばらつきもありました。こうした、アナログなひび割れ調査をデジタル化し、測定時間の短縮と測定値の正確さを実現したのが「オートくん」です。撮影は、クラック箇所にマイクロスコープ(デジタル顕微鏡)をあてて接写。スコープにはLEDライトがついているので、暗い場所でも明るくはっきりと撮影することができます。測定方法は、撮影した写真をタブレットで見ながら、画面に表示されたデジタルスケールをタッチして測定。デジタルスケールの目盛りは0.02~1.2mmです。
また、撮影した写真を拡大表示し、クラック幅の両端をタップすれば、より詳細な計測も可能。Wi-Fi仕様なので、夏や冬、悪天候でも撮影さえ行えば、測定は現場事務所などで行うことができます。また、オプションには、5m先まで伸ばせる専用の伸縮棒があり、狭所や高所部分を撮影することができるので、高所作業車や仮設足場が不要となり、安全対策や経費削減にもつながります。測定後は、記録したひび割れ本数・幅・長さ・撮影画像をもとにした、写真帳・数量総括表をエクセルで出力することができるので、提出書類の作成も簡単。補修判断の基準を超えたクラックは自動で色分け表示されるので、補修対象も一目でわかります。追跡調査は10回まで記録可能。校正証明の発行も可能です。「オートくん」は、コンクリートに限らず、鋼材・木材・ゴム等、あらゆるひび割れ調査に対応。オプションのInterCADにも対応しており、現場データ(クラック位置、番号、幅、長さ等)をinter CADへ転送し、作図時間を短縮することもできます。