地下スペースを有効活用しながら避難所のトイレ問題を解決!
平常時には、地下に埋め込んだタンクの中に、組み立て式トイレ一式、毛布やトイレットペーパーなどの災害時必需品を備蓄。災害発生時には中のものを地上に出し、タンクの上にトイレを組み立て、空になったタンクはし尿槽として利用します。
地下にタンクを埋め込む利点
●トイレが確保できる ●使用用途のない地下スペースを有効に活用できる
●直射日光を遮断するため、備蓄物が劣化しにくい ●火災で焼失するといった心配がない
●いたずらや盗難に遭いにくい ●景観を損ねない
タンクは約30㎥の大容量サイズ! 一般的な仮設トイレ(有効貯留量250〜300L)の100基分に相当。500人が30日間使用できるほどの容量があるので、「し尿の回収が間に合わない」「使用できない」といった問題を解決できます。
行政の手を借りず住民自らが設置できる点にこだわり、地上に備蓄物を運び出しやすい手動式リフトを付属。ハンドルを回して荷物を上げ下ろしできます。トイレの組み立てはとっても簡単で、1基につき約15分ほどで組み立てられます。避難訓練の一環として組立訓練を行っている地域もあるそうですよ。
避難所は年齢も性別も異なる多くの方が生活をする場所です。みんなが使いやすいように簡易水洗洋式トイレを採用。従来の仮設トイレは下にタンクがあるため段差が生じますが、ツーウェイ大地くんは地下にタンクを埋め込んでいるので段差がないフラットな状態! さらに、車椅子に対応した広めのトイレも設置可能。夜間は、センサー付きLED照明が内と外を照らしてくれるので、小さなお子さんや女性も安心して利用できます。また、ソーラー発電で稼動する排気型臭突管も設置し、臭いの軽減にまでこだわっています。
2025年3月時点で、高知県内では20箇所28基、愛知県に2箇所2基を設置。
製紙会社が開発!市販品より約4倍長い
10年保証の長尺トイレットペーパー
日本テレビ「一撃解明バラエティーひと目でわかる!!」で紹介されました!
みなさんが使っているトイレットペーパーはほとんどが国産です。最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、東海から九州にかけて広範囲に被害が及ぶことが想定されています。国中が混乱し様々な物資の不足が問題となるでしょう。もちろんトイレットペーパーも例外ではありません。トイレは誰もが毎日使用する欠かせないものだからこそトイレットペーパーの備蓄は必須です。経済産業省は備蓄量の目安を一ヵ月分としていますが、これは4人家族だと約16ロールに相当します。この量を多くの人が集まる避難所ベースで考えると、かなりの備蓄スペースが必要です。そこで誕生したのが「長尺トイレットペーパー」。市販のペーパーは50m巻きが一般的ですが、丸英製紙の長尺ペーパーは約4倍の200m巻き!これにより備蓄に必要なスペースを狭小化できます。原料はリサイクルパイプ100%で、環境にも肌にも優しい仕上がりです。また、浸水に耐えられるアルミ蒸着真空包装を採用。水中に7日間浸けたり、水中で3時間揺さぶるなどの耐水性試験を行った結果、中身の劣化や浸水は見られませんでした。
さらに、変色やカビの発生からも守ることができます。長期保存に自信があるからこそ、パッケージには「10年保証」と明記。製紙産業が盛んな「いの町」で積み重ねた経験と技術をもとに、薄さと強度のバランスを見極め、普段使いしやすい質感にもこだわりました。さらに、1人1週間の使用を目安にしたコンパクトサイズの「70m巻」も発売。防災リュック・営業車両・船舶での保管や、キャンプや登山といったアウトドア時にも活躍するサイズ感です。個包装にしたことで、避難所においては衛生的かつ混乱なく配布できます。外箱には、災害情報QRコード(171伝言サービス)を表示。使用時は、外箱をホルダーとして活用でき無駄がありません。いざという時に役立つ製品であることから、企業のノベルティとしても人気です。
昭和誕生の昔ながらのお菓子
高知のミレービスケットを防災食に
ノンフライ・保存料不使用で5年保存が可能素朴でほっとする味わい
高知土産を代表するお菓子「ミレービスケット」は、高知県内外に多くのファンを持つ名菓で、誕生は昭和30年頃。本来の製法は、焼き上げたビスケットを豆の香りをつけた油で揚げ、さらに塩をまぶします。香ばしさと塩気がきいた飽きのこない味わいが特徴です。一方、防災用のミレービスケットは、酸化を防ぐため、油で揚げる前の状態で密封。保存料を使わず5年保存を可能としました。ビスケット自体は、国内産の小麦粉や砂糖などシンプルな材料にこだわり、昔ながらの素朴な味わいに仕上げています。また、卵・牛乳・バターは不使用。アレルギーのあるお子様はもちろんのこと、昔懐かしい味わいなのでご年配の方にも安心してお召し上がりいただけます。「ノンフライ」「卵・牛乳・バター不使用」「ミレーという親しみやすさ」といった点から、食育に敏感な栄養士さんからの人気が高く、高知県内外の保育園・幼稚園・学校といった教育機関からのオーダーをいただいています。
製品は、190ℊ缶と100ℊ缶の2サイズを展開しています。100ℊ缶は、個包装感覚で配布しやすいサイズです。缶の外側には「認定製品第4号」と表記。高知県では平成24年から「高知県防災関連製品認定制度」を設けており、この製品は制度開始初期に第4号認定を獲得。食品分野においては逸早く認定を獲得しました。
190ℊ缶の内蓋は、開封時の怪我を防止するためソフトアルミを使用。手で握りつぶせるほどの柔らかい素材を採用しており、開けやすさにこだわりました。開封後は、外蓋でしっかりと封をすることにより湿気を防ぎ、10日程はサクサク感を楽しめます。
この他、外側に災害伝言ダイヤル情報や対応温度(高温80度~マイナス30度)を表記した「車載用100ℊ缶」もあります。
長年愛されてきた優しい味わいだからこそ、災害時だけでなく平常時から美味しく食べられる保存食です。ローリングストックに最適な製品を備えてみてはいかがでしょうか。
被災地での感染症予防対策に!
ノロウイルスやブドウ球菌等の不活性化
カビ・PM2・5・花粉・臭い除去に役立つ
「コア・クリーン₂₅C」は、水道水に添加液を加え、電気分解によって除菌効果のある次亜塩素酸水を生成する装置です。次亜塩素酸水は、コロナウイルス・大腸菌・ノロウィルス・サルモネラ菌・ブドウ球菌等を不活性化することができます。また、食品添加物にも指定されており、コンビニで売られているカット野菜の洗浄や、学校給食の調理場や食品加工場での除菌、保育園・福祉施設・病院などの衛生管理にも使われています。生成水の有効塩素濃度は約₃₅、㏗は約6.0、除菌効果は次亜塩素酸ナトリウムの約18倍です。生成水量は、1分間に約2.5リットル。連続使用の場合は、1~200リットルの範囲で設定可能。1リットルあたりの費用は、電気代・水道代・添加液代合わせて約1.5円と経済的です。非接触操作のハンドセンサー水栓を搭載し、生成した水は薄めずにそのまま使用可能。有機物にふれると普通の水に戻るので環境にも優しい製品です。
2022年には、新たに空気清浄機と加湿空気清浄機の3製品が高知県防災関連登録製品に認定。空気除菌脱臭装置「コア・マイスターホープ₁₅KM-₁₅F」「コア・マイスター5KM-5」「加湿空気清浄機 KH-35」は、室内の細菌やウイルスを電気の力で集塵し、紫外線殺菌灯で殺菌・不活化。さらに臭いの成分を光触媒フィルターで 分解・脱臭。医療福祉施設やペットショップなどの感染防止や花粉対策に役立ちます。浮遊する細菌ウイルスに対する試験では、₁₀分で99.6%、₃₀分で99.99%以上の除去を達成。ウイルス不活化試験では、A型インフルエンザウイルスを99.99%以上不活化させました。災害時の感染症予防にお使いいただけます。
豪雨災害に備えを。斜面の危険を知らせる
監視システム「OS-EYEシリーズ」
中山間道路の管理に最適!コンパクトな簡易傾斜計「かたむきーぱー」
監視対象の変状を傾きで検知する簡易傾斜計「かたむきーぱー」は、手のひらサイズでどこにでも簡単に取付可能です。取付姿勢は自由自在で、全方向の傾きを計測できるため、落石検知や斜面崩壊の検知などに役立ちます。
機器構成はシンプルで操作も簡単。本体に通信機能を内蔵しており、2段階の警報通知設定も可能なため、設置するだけですぐに遠隔監視体制を構築できます。
より多くの斜面や構造物等を監視できるよう、必要な機能を厳選してコストを抑えました。監視の自動化を進めることで、管理者の安全確保や迅速な対策に繋げることができます。
自治体の道路管理や、鉄道・高速道路脇の斜面監視などにぜひご活用ください。
都市部の小河川や水路の監視に最適な
超音波水位計「Water-EYE」
軽量コンパクトで設置が簡単な超音波水位計「Water-EYE」は1台3役。水位1ch・雨量1chの同時観測と通信機能を1台に集約しており、10分間隔でクラウドにデータを送信します。LPWA通信と省電力設計により、電池のみで5年駆動。クラウドサービスも提供しており、設置後すぐに遠隔監視を始められます。
【本件に関するお問い合わせは、☎03-5510-1392(東京本社)まで】
工具不要で組み立て簡単!
段ボールでつくるプライバシー空間
TBSテレビ 日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』の避難所シーンで製品が採用されました
避難所において、生活スペースの区画整理やプライバシーの確保として取り入れられてきた間仕切りですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、近年は飛沫感染防止という点でも重要視されています。ストレスだらけの避難生活を少しでも緩和しようと、タケナカダンボールは癒しをテーマにした間仕切りを考案しました。
ダンボールといえば無機質な茶色を思い浮かべますが、タケナカダンボールの間仕切りは「うぐいす色」を採用。さらに「四つ葉」と「桜の花」をプリントし、心の安らぎを重視しました。
組み立て後の間仕切り一枚のサイズは、横幅114㎝、高さ140㎝。製品化にあたり避難所開設シュミレーションを行ったところ、プライバシーの確保・体調不良者などの状況把握・コミュニケーションのとりやすさなどを考慮した結果、最適な高さが140㎝でした。
組み立ては、工具もテープも必要なし!本体を蛇腹に折り、あらかじめ加工された切り込みにパーツを指し込むだけで簡単に自立します。あとは、本体を接合する「つなぎ」パーツを使って自由自在に空間をアレンジ可能。片づけも簡単です。
また、段ボールの防湿対策として、製品本体の両面や外装箱にはしっかりと撥水加工を施し、さらにナイロン袋で梱包してから外装箱に収納するため、長期保存でも安心です。
また、同じく段ボール製の「暖ダンルーム ベッドⅡ」もおすすめ。こちらも工具不要で組み立て簡単!しかも、段ボールなのに3tの重さに耐えられる強度を誇ります。ベッドの内側は収納スペースとして利用可能。強度と実用性に優れた製品です。ベッドの広さは横90㎝・縦195㎝で、成人男性でもゆったり横になれるサイズ感。ベッドは、6個のボックスを横2個・縦3個に並べ、その上にグリーンシートを敷いて完成させるのですが、就寝時以外はボックスをばらして6脚の椅子としても使えます。アイデア満載の画期的な防災アイテムです。
・一人でも組み立て簡単!軽くてシンプルな間仕切り
・真空パック状態で10年保存が可能な備蓄用肌着シリーズ
マシュールは、よさこい衣装をはじめ、祭り用品・法被・半纏・ユニフォーム・制服・オーダーメイド商品などを手掛ける繊維製品会社。ハイテク機器を投入した自社工場をかまえ、商品の企画から製造、販売まで一貫して自社で行っています。2012年に発表したオリジナル防災製品「ハコベスト」は、日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」を受賞し、日本経済新聞や全国ニュースで取り上げられました。
「間仕切りスペース」は、一人でも簡単に組み立てられる避難所用の簡易間仕切りセット。組立方法は、パイプをジョイントに差し込み、カーテンリングでカーテンを吊るすだけ! 軽量かつシンプルな仕様で、直感的に組み立てられます。広さは約4.4㎡、高さは140cmと180㎝の2サイズから選択できます。140cmタイプの全資材の重さは6㎏弱と軽量なので、女性でも楽に運べます。設営時は、四方を囲む個室スタイルの他、L字型のパーテーションや、他のセットと連結して空間を広げたりと、形や広さを自在に変えることが可能。一部屋独立の居住空間としてだけでなく、更衣室、診察室、休憩所など、あらゆる用途で活躍します。予備のカーテンリングを使用し、名札や室名を取り付けることも可能です。避難所での感染症予防対策として、密集しない区画分け設営にお役立てください。
続いて「防災備蓄用 真空パック肌着シリーズ」をご紹介します。男女兼用フリーサイズのTシャツ・ボクサーパンツ・ソックスの3点を、高品質フィルムで真空パック包装。パッキングにおいては、協力会社「足立織物株式会社」の特許取得技術を採用。埃・汚れ・害虫・湿気・水分から生地を守り、10年保存が可能です。また、圧縮することで衛生的かつコンパクトに備蓄できます。肌着の生地は、肌触りと着心地の良さにこだわり、伸縮性に優れたベア天竺素材を使用。ボクサーパンツは、マタニティ服同様の調節ゴムを用い、幅広いサイズにフィットします。毎日着用する「肌着」の備蓄もお忘れなく!
水門の開閉現場に革命が起こる!
可搬型簡易電動水門巻上機オプロール
危険個所の長時間作業『誰がやるの?』可搬式ゲート開閉装置「WIND UP/OPROLE」
可搬型簡易電動水門巻上機オプロールは「第43回発明大賞 考案功労賞」を受賞した弊社製品「WIND UP(エンジン式)」を電動化しました。これまで手動操作していた水門・陸こう・水路のゲート開閉を簡易電動化。使用時は、本体をスタンドに固定し、ゲートのハンドルに接続。回転速度は手動操作の3~4倍、例えば20分かかっていた作業が約5分で終了!これまで人員や時間を要し重労働だった点検など日常業務・開閉訓練も容易になり、防災対策の強化にも繋がります。今回は電動モデル「オプロール」を2機種展示、標準モデルに加え作業スペースが狭い場所にも対応した横型モデルもあります。機能面はワインドアップをそのままに重量は約20%軽量化。メンテナンス性や機動力の向上を実現しました。手動設備の簡易動力化だけでなく、すでに動力化されている施設の補助装置としても採用されています。また複数ヶ所のハンドルへアタッチメントを取り付けることにより低コストで簡易動力化が可能となります。さまざまな設備で使用できるよう、アタッチメントやスタンドなどオーダーメイドで製作可能です。全国の自治体・土木事務所・下水道局・電力会社などへ合計130台以上納入済みです。
備蓄管理者からの相談をきっかけに生まれたアイデア製品
横川鉄工所は昭和21年に鋳造所としてスタートし、現在は製缶や生コンプラントの保守メンテナンス業務を行っています。南海トラフ巨大地震を見据えた防災製品を手掛ける中で、役所の防災担当者や納入業者から「賞味期限が過ぎた備蓄水の処理に困っている。ローリングストックだけでは追いつかない」という相談を受けて開発したのが「うるウォーター」です。この製品は、期限切れの備蓄水を災害断水時の生活水として利用するための、いわば「手洗い専用ウォーターサーバー」。タンク内にペットボトルの水を移し替え、水栓をひねると水が出る仕組み。手洗後の水は排水口からホースをつたって貯水タンクへ。貯めた水はトイレ用水として二次利用することができます。
これにより断水時の貴重な水を上手に活用することが可能です。タンクには一度に12リットルの水を入れることができ、電源不要で長期の保管も安心です。「捨てないで!賞味期限切れ備蓄水」
ノーフレームで軽量!女性や高齢者でも搬送しやすい
5年保証付きの非常用防災担架
牽引・持ち上げ搬送・階段などの垂直移動にも対応できます
怪我人を迅速かつ安全に運ぶ担架「イージーストレッチャー」は、軽量・丈夫・防水・簡単・省スペースといった特徴をそなえています。鉄やアルミを用いたフレーム式担架は製品自体の重さが問題でしたが、フレームをなくすことで3.9㎏という軽量化を実現。収納時のサイズは直径28cm・高さ70cmとコンパクト。倉庫内の隙間に縦置き保管ができ、限られたスペースを有効に活用できます。
目に付きやすいオレンジ色の保管袋には、大きく「担架」と表示。誰もが簡単かつ直感的に扱えるよう組み立てを不要とし、広げてそのまま使用できます。また、東京オリンピックでも採用されたピクトグラム仕様もラインナップ。顔と足のマークを表示し、傷病者をどの向きで乗せるかが一目でわかります。
あらゆるシーンに対応できるよう搬送方法は様々。例えば、持ち上げて運ぶ際は、10箇所の持ち手を活用し、最大10人で搬送可能。付属のロングベルトを使えば、ベルトを肩からかけて安定させ、より安全に運ぶことができます。また、一人で搬送する場合はベルトを牽引用ロープとして利用し、ソリのような牽引搬送も可能。裏面には、小石などの凹凸から生地や傷病者への影響を和らげたり、地面との摩擦抵抗を低減させるために保護シートを貼り付け。さらに、座位姿勢に変形させて階段などの垂直移動もできます。生地は防水仕様。汚れを簡単に洗い流せるほか、熱中症搬送時の嘔吐、怪我による出血、ウイルス対策の消毒などにも対応できます。
重量耐久テストでは200㎏をクリア。強度を実証した上で、5年保証も付けています。すでに関東圏の小中高校や大学、病院・行政・自治会・大手上場企業の本社ビルへ導入済。ホームセンターを通じて一般家庭へも広がりを見せています。災害発生時だけでなく、イベントやスポーツ試合での救護、テーマパークやミュージアムといった多くの人が集まる施設でも活躍するフェーズフリー製品。2023年の「高知よさこい祭り」から演舞場で導入され、熱中症患者の救護時に活躍しました。
電源不要!平常時の防犯灯・地震時の夜間避難照明・
避難所表示板・鍵保管ボックスの四役を担う優れもの
地震の揺れを感知し無電源で解錠する特許取得の技術を採用
LED照明・避難所表示板・防犯ボックスが一体となった製品! LED照明は太陽光発電パネルにより蓄電した電力で夜間防犯灯として活躍。タイマー機能で設定した時間に自動点灯・自動消灯が可能です。1000ルーメン以上のLEDライトを採用しており、20m先の足元を安全に照らします。地震が発生し停電した場合でも蓄電力で点灯します。また、避難所表示板も同じく蓄電力で点灯。こちらは白色LED96個という明るさに加え、点滅点灯で視認性をアップ。すべての消費電力はわずか10Wで、蓄電池交換は約5年という長寿命化を実現。また、日照不足が4日間続いても蓄電力で賄うことができます。
最大の特徴は、震度5度以上の縦揺れ・横揺れを感知すると無電源で作動する特許取得の地震感知装置を備えている点。揺れを感知すると自動でLED照明と避難所表示板が点灯し、さらに備え付けの防犯ボックスも解錠する仕組みになっています。揺れの感知については、京都大学防災研究所技術室において、想定南海トラフ地震波や、東北地方太平洋沖地震、新潟県中越地震、北海道南西沖地震など、過去の地震を再現した試験を幾度と重ねました。
備蓄倉庫の施錠が課題となりました。避難所や備蓄倉庫は平常時は施錠しているため、災害発生時に「鍵の所有者と連絡がとれない」「建物損壊により鍵が紛失した」といったケースが多発し、避難所をすぐに開設できず自衛隊の重機で鍵を壊して開扉した事例もありました。その点、入口付近に設置した防犯ボックスに鍵を入れておけば、地震の揺れで自動解錠し、すぐに避難所の設営をすることができます。また、平常時から防犯灯として活躍することで存在認知の向上に繋がります。この製品は、夜間に体育館を地域住民に開放している学校への導入が多く、三重県松阪市では40機を設置済み。その他、マンション管理企業や消防団、町内会、企業への導入が進んでいます。